【Q&Aコラム】立ち上がる時に膝が「ポキポキ」鳴るのは放っておいても大丈夫?
当院の患者様から実際にいただいた、代表的なご質問をご紹介します。
※リスク・副作用、施術内容はコラム投稿時点での情報となります。最新の情報はクリニックへお問い合わせください。

最近、椅子から立ち上がる時や階段を上る時に、膝から「ポキポキ」「ミシミシ」と音が鳴るようになりました。
今のところ、特に痛みはないのですが、将来軟骨がすり減って歩けなくなる前兆なのではないかと不安です。
放っておいてもよいのか、受診した方が良いのかを教えていただきたいです。

「ポキポキ」という、指を鳴らしたのと同じような音であれば、それは関節内を満たす液体の中で気泡が弾ける音です。
痛みがなければ基本的に放置しても問題ありません。
しかし、「ミシミシ」「ゴリゴリ」という低い音が鳴る場合や、痛みを伴う場合は、変形性膝関節症の初期サインの可能性があるため注意が必要です。
関節の音が鳴る相談は当院でも頻繁に相談される内容の一つです。
膝に限らず関節の音は、その「音の種類」によって関節の中で何が起きているかがある程度推測できます。
もう少し詳しく解説
指の関節を鳴らす時と同じような「ポキッ」という単発の軽い音は、関節の内部を満たす液体(関節液)に圧力の増減が生じてできた気泡が弾ける音だと言われています。
音が鳴ること自体が軟骨をすり減らしていることを示すわけではないので安心して下さい。
但し、音が鳴るということは、関節がスムーズでない動きをしていることを示してはいます。
長時間じっとしてから動いた時に一回なる程度であれば、筋肉が凝り固まっているために音が生じただけですが、同じ動きを繰り返した時にも毎回音がなる場合は、うまく関節が動いていないことを指しているかもしれないので、ストレッチなどを習慣づけることをお勧めします。
痛みを伴わない単発の音であれば、過度に心配する必要はありません。
要注意な音
一方で、膝を動かすたびに「ミシミシ」「ゴリゴリ」「ジャリジャリ」と、何かが擦れ合うような鈍い音が鳴る場合は注意が必要です。
この場合は、膝の軟骨がすり減り、骨や組織同士が擦れ合っている可能性があります。
特に中高年の方でこの音が鳴る場合や、徐々に膝関節の可動域が少なくなってきた場合などは、変形性膝関節症が進行し始めている疑いがあります。
音が鳴ることに加えて、以下の症状が1つでも当てはまる場合は、痛みが軽くても早めの受診をおすすめします。
- 音が鳴る時に、引っかかるような違和感や痛みがある
- 膝が腫れている、または熱を持っている
- 膝がこわばって動かしにくく痛みを伴う
- 以前と比較して可動域が減ってきた(膝が伸びない・曲がらない)
天神橋筋六丁目、天満、都島、南森町、東淀川区から通いやすいクリニック、天6整形外科では、手術が必要になる前に身体を治す、怪我をしてしまわない身体を作ることをモットーに診療を行っています。
上記の質問・疑問以外にも気になる事があれば、診察やリハビリの際にお気軽にお申し付け下さい。
●このコラムを書いた人

二宮 暉
患者様に合わせたリハビリテーションを実施し、日常生活におけるアドバイス、運動の指導を行い、一人ひとりに寄り添った治療を提供します。
また、当院のコラムを通して、より患者様の生活の質を向上させるような情報を発信していきます。
●得意分野
肩関節疾患(保存療法・術後)、投球障害(肩・肘)、トレーニング指導
記事監修:久保 卓也