大阪市北区天神橋
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扁平足とは?その治療と予防について

扁平足とは?その治療と予防について

こんにちは、天6整形外科理学療法士の二宮です。

当院では、業者と連携して医療用のオーダーメイドインソールの作成を行っている関係もあり、患者様から扁平足の相談を受けることがよくあります。

扁平足はいわゆるベタ足のことで、ただそれだけでしょ?と思われる方も多いかもしれませんが、実は扁平足は身体の様々な部分に影響してしまいます。

今回は、そんなリハビリをしている中で患者様に指摘することも多い扁平足についてお話します。

・扁平足はなんとなく知っているけど、実際どんな状態なの?
・扁平足になってしまうとどうなるの?
・扁平足の治療や予防は?

といった疑問についてお答えしていきますので、是非最後までお読みください。

扁平足とは?

扁平足とは、足のアーチ(土踏まず)が低下または消失した状態です。

アーチ(土踏まず)が崩れている

足のアーチには、内側縦アーチ、外側縦アーチ、横アーチの3種類があり、それぞれ歩行時の衝撃を吸収し、足の筋肉や関節を保護する役割を果たしています。

内側縦アーチ
横アーチ
外側縦アーチ

扁平足になると、これらの役割が低下し、足の痛みや疲労、変形などの症状が出ることがあります。

扁平足の原因

扁平足には、先天性のもの(生まれつき)と後天性のもの(後天的に起こるもの)があります。

  • 先天性扁平足

先天性扁平足は、遺伝的な要因や、胎児の成長過程で足のアーチが十分に発達しなかったことが原因で起こります。

  • 後天性扁平足

後天性扁平足は、肥満、運動不足、足の怪我、加齢など、さまざまな原因で起こります。

扁平足になるとどうなる?

扁平足になると、足のアーチが低下することで、歩行時に足にかかる負担が増加し、足の痛みや疲労を感じることがあります。

また、土台である足が扁平足になると、土台が崩れることによる足の重心位置の変化や動作中の不安定さが全身に連鎖的に作用してしまい、姿勢の崩れが生じることで膝や股関節、腰の痛みや疾患に繋がってしまう場合もあります。

扁平足になるとO脚やX脚など姿勢の崩れにつながることも

扁平足の治療

扁平足の治療法には、運動療法、インソール療法などがあります。

それぞれについて確認していきましょう。

運動療法

扁平足では、足の裏にある足の指を動かす筋肉の筋力低下なども生じている場合がほとんどであり、これにより足のアーチを保持することができないためにアーチが崩れてしまっていることが非常に多く見られます。

扁平足の運動療法では、この足の裏の筋肉を鍛えて扁平足を改善を目指します。

具体的には以下のような方法があります。

足指を動かす運動

  • グーパー運動
    足の指を握る、開くを繰り返します。
    可動範囲をしっかり動かしましょう。
  • タオルギャザー
    床にタオルを置き、足を乗せ、足の指でタオルを手繰り寄せる運動です。
    タオルを寄せる際に足が大きく浮かないように注意しましょう。
    下動画のように、上手く足の指だけを動かせると、タオルは少しずつしか動きません。
    少し地味な運動ですが、とても効果的な運動です。

足のアーチを鍛える運動

足のアーチを鍛える運動は、足のアーチを高め、扁平足を改善するのに効果的です。足のアーチを鍛える運動には、次のようなものがあります。

  • つま先立ち
    下の画像のように、かかとを上下させます。
    前後左右に身体がブレることなく、まっすぐ上に上がることを意識してください。
    バランスが取りにくい場合は動画のように壁やテーブルなど支えを使っても大丈夫です。

なお、かかとを高くあげようと無理をすると下の動画のように足の小指側に体重が乗りすぎることがあります。
この場合、本来鍛えたい部分を鍛えれなかったり、足首を痛めたりするので注意しましょう。
無理にかかとを高くあげようとする必要はありません。
自分にできる範囲できれいなフォームで実施できればOKです!

インソール治療

インソール治療は、足のアーチを支える構造を持った治療用のインソールを装着することで扁平足を改善する方法です。

インソール治療1
インソール治療2
インソール治療3

上記の写真のように、足のアーチの要石の役割をしている舟状骨を持ち上げるたりと、アーチが崩れないようにサポートする構造をしており、これを利用することで足の矯正をしていきます。

当院では、扁平足や足底腱膜炎の治療目的でオーダーメイドの医療用インソールの作成をおすすめしております。

当院で作成できるインソールについては以下の記事も合わせてお読みください

扁平足の予防

ここまで、扁平足がどんなもので、どんな風に治療をしていくのかについてお話しました。

足だけでなく、その他の合併症になるリスクもあり、できれば扁平足になりたくないものです。

ここでは、そんな扁平足を予防するにはどうすればいいのかについてお話していきます。

予防法①適度な運動をする

適度な運動は、足の筋肉を鍛え、扁平足を予防するのに効果的です。

いきなりジムやフィットネスクラブに行かなくても大丈夫です。

ウォーキングやジョギング、ストレッチなど行いやすいものを実施してみましょう。

予防法②足に合った靴を履く

サイズ感や靴の形、靴底の厚みなどが足に合っていない靴を履くと、足の筋肉や骨に負担がかかり、扁平足になるリスクが高まります。

サイズがあっているか?つま先や横幅の締め付けが強くないか?足裏のフィット感や歩いてるときに足裏が痛くないかなどに注意して靴を選んでみましょう。

予防法③肥満を防ぐ

肥満は、扁平足の原因のひとつです。

肥満になると、膝などの関節への負担が増すことは広くしられていますが、当然足にも負担がかかり、扁平足になるリスクが高まります。

肥満を防ぐためには、食生活の改善と運動が大切です。

痛みと体型管理の関連についてはこちらの記事にも記載していますので、合わせてお読みください。

このように、扁平足の予防には、適度な運動、足に合った靴を履く、肥満の予防など、さまざまな方法があります。

扁平足のリスクを減らすために、これらを心がけましょう。

まとめ

今回は、扁平足についてお話しました。

扁平足は、足のアーチが低下・消失してしまった状態であり、足の痛みや疲労感を伴うだけでなく、膝や股関節、腰など他の部位の疾患を合併するリスクも高めてしまいます。

すでになってしまった場合はこの記事で紹介した運動やインソール作成の検討を、予防したい場合は紹介した予防法をお試しください。

天神橋筋六丁目、天満、都島、南森町、東淀川区から通いやすいクリニック、天6整形外科では、手術が必要になる前に身体を治す、怪我をしてしまわない身体を作ることをモットーに診療を行っています。

  • 扁平足が気になる
  • 歩いていると足や足首がとても痛い
  • 最近O脚やX脚が気になってきた
  • オーダーメイドの医療用インソールに興味がある

などのお悩みがありましたら、是非当院までお越しください。

早期の治療開始や予防のための行動が、症状の悪化を防ぐには最も重要です。

簡単なお悩みでも構いません、皆様のご来院をお待ちしております。