【Q&Aコラム】野菜から食べるとダイエットにいい?
当院の患者様から実際にいただいた、代表的なご質問をご紹介します。
※リスク・副作用、施術内容はコラム投稿時点での情報となります。最新の情報はクリニックへお問い合わせください。

膝の痛みで受診した際、「少し体重を落としましょう」とアドバイスされました。
ダイエットについて調べていると、「食事の時は、まず野菜から食べると太りにくい(ベジファースト)」という言葉をよく見かけます。
食べる量は同じなのに、なぜ順番を変えるだけでダイエットになるのでしょうか?
また、そもそもなぜ整形外科でダイエットを勧められるのかも少し気になっています。

野菜から食べると、食物繊維の影響で「血糖値の急激な上昇」が抑えられ、身体に脂肪がつきにくくなる(太りにくくなる)からです。
また、今回のケースでダイエットをお勧めする最大の理由は、「体重を1kg落とすだけで、膝への負担が3kgも減るから」です。
肥満が膝の痛みを強くしているケースはよく見られますので、ご質問のベジファーストなど、やりやすいものからチャレンジしてみて下さい。
もう少し詳しく解説
「食べる順番」とダイエットの関係、膝の痛みと体重の関係などについてもう少し詳しく解説していきます。
野菜から食べることとダイエットの関係
食事で糖質(ご飯やパンなど)を摂ると、血糖値が上がります。
空腹の状態でいきなり糖質を食べると、この血糖値が急激に跳ね上がってしまいます。
すると、身体は慌ててインスリンを大量に出して血糖値を下げようとするのですが、この時、インスリンがエネルギーとして処理しきれなかった分は、同じくインスリンの働きによって脂肪となって体に貯蓄されてしまいます。
一方で先に野菜を食べておくと野菜に含まれる食物繊維が糖の吸収を緩やかにしてくれるため、血糖値が急激に上昇せず緩やかになり、インスリンの過剰な分泌が抑えられ、インスリンによるエネルギーとしての処理が間に合うことで、結果として脂肪がつきにくくなります。
整形外科で「ダイエット」の話が出る理由
整形外科でダイエットの話題が出るのは、スタイルを良くするためなどが理由ではありません。
体重が重いことによる関節にかかる負担を減らすためです。
例えば歩く時、膝には「体重の約3倍」もの負担がかかると言われています。
つまり、体重を3kg落とせれば、膝の関節からは「9kg分」の負担が消える計算になります。
薬で痛みを抑えるだけでなく、痛みが生じにくい体にしていく必要もあるので、疾患によっては「体重を少し落としましょう」とお伝えしています。
野菜から食べることは、食べる量を極端に減らさなくても、インスリンの働きを穏やかにして脂肪をつきにくくする食事法といえます。
膝の痛みなど、体重が影響する痛みの改善が必要な場合などにおいて、食事を急に変えるというのはとても大変なことかと思います。
まずはサラダやお浸しなど、野菜を一口目に食べることから始めてみることから始めてみましょう。
天神橋筋六丁目、天満、都島、南森町、東淀川区から通いやすいクリニック、天6整形外科では、手術が必要になる前に身体を治す、怪我をしてしまわない身体を作ることをモットーに診療を行っています。
上記の質問・疑問以外にも気になる事があれば、診察やリハビリの際にお気軽にお申し付け下さい。
●このコラムを書いた人

二宮 暉
患者様に合わせたリハビリテーションを実施し、日常生活におけるアドバイス、運動の指導を行い、一人ひとりに寄り添った治療を提供します。
また、当院のコラムを通して、より患者様の生活の質を向上させるような情報を発信していきます。
●得意分野
肩関節疾患(保存療法・術後)、投球障害(肩・肘)、トレーニング指導
記事監修:久保 卓也