大阪市北区天神橋
天六駅近くの整形外科・リハビリテーション科|骨粗しょう症/交通事故治療

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【Q&Aコラム】子供が夜中に「膝が痛い」と訴える。成長痛なら病院に行かなくても大丈夫?

当院の患者様から実際にいただいた、代表的なご質問をご紹介します。
※リスク・副作用、施術内容はコラム投稿時点での情報となります。最新の情報はクリニックへお問い合わせください。
患者さん

小学3年生の子の母です。

夕方や夜寝る前になると子どもが「膝が痛い」と泣いて訴えることがあります。

さすってあげると落ち着いて眠るのですが…。

周りのママ友からは「それって成長痛だから、放っておけば自然に治るよ」と言われました。

しばらく様子を見ようかとも思うのですが、病院で診てもらわなくても大丈夫なのでしょうか?

天6整形外科

「ただの成長痛だろう」と自己判断して放置するのはあまりおすすめしません。

痛みが数日続く場合や、痛がる頻度が高い場合は、必ず一度は整形外科を受診してください。

なぜなら、お子様が訴える「膝の痛み」には、成長痛ではなく、「オスグッド・シュラッター病」を始めとする、治療や安静が必要な「スポーツ障害」や「別の病気」が隠れているケースが非常に多いからです。

上記の疾患である可能性を排除するためにも、一度受診することをお勧めします。

もう少し詳しく解説

「成長痛」とはどのようなものなのか、成長痛ではなく受診すべき痛みはどんなものかについて、わかりやすく解説していきます。

そもそも本当の「成長痛」って?

医学的には「成長痛」という疾患は存在せず、この痛みが「骨が成長して伸びていることによる痛みである」といったことを証明する事実もありません。

一般的に「成長痛」と呼ばれているものは、以下の条件を満たすものととされています。

  • 疼痛は8時間以上持続しない
  • 来院時には無症状である
  • 診察上圧痛,腫脹などの異常所見を認めない
  • 単純X線検査で異常を認めない
  • 上記4項目とも満たす場合に「いわゆる成長痛」と診断する

いわゆる成長痛(小児の一過性下肢痛)の診断基準作成の試み 横井広道ら、中国・四国整形外科学会雑誌 25(3): 495-495, 2013.

上記以外の特徴として、夕方から夜間にかけて痛がり、朝起きると全く痛みがなく走り回ることもできる、といったことも言われています。

これについては、 日中たくさん遊んだことによる「筋肉の疲労」や、環境の変化などによる「精神的なストレス(親に甘えたい気持ちなど)」が複雑に絡み合って起きると考えられています。

「成長痛」と勘違いしやすい別の病気

以下のような場合に成長痛と勘違いされやすいです。

  • オスグッド・シュラッター病
    スポーツをしている小学校高学年〜中学生に非常に多いスポーツ障害。
    太ももの筋肉に引っ張られ、膝のお皿の下の骨が出っ張り、その部位に激痛が走ります。
     
  • その他の病気やケガ
    疲労骨折、スポーツによる靭帯の損傷、関節の感染、まれに骨の腫瘍などが原因で痛むことがあります。
    これらを「成長痛」と勘違いしてスポーツを続けさせると、後遺症が残ったり、手術が必要になったりするほど悪化してしまうことがあります。

一番怖いのは、ケガや病気を「成長痛だ」と自己判断をして、放置してしまうことです。

痛みがある時は無理せず一度受診することをお勧めします。

すぐに整形外科を受診すべきサイン

もしお子様の痛みが以下のどれか1つが当てはまる場合は、成長痛ではない可能性があります。

できるだけ早めの整形外科の受診をお勧めします。

  • 朝になっても痛みが続いている、痛くて足を引きずっている
  • 膝が赤く腫れている、または熱を持っている
  • 痛い場所がピンポイントではっきりしている(押すと痛い場所がある)
  • スポーツの最中や、直後に痛がる

子供の「膝が痛い」という言葉には、精神的な安心を求める本当の成長痛から、本格的な治療が必要なスポーツ障害まで、様々なサインが隠されています。

「成長期だから仕方ない」と放置せず、まずは整形外科でレントゲンやエコー検査を行い、「骨や関節に異常がないか」を確認することが一番の安心に繋がります。

お子様の痛みで迷われた時は、ぜひお気軽に当院へご相談ください。

天神橋筋六丁目、天満、都島、南森町、東淀川区から通いやすいクリニック、天6整形外科では、手術が必要になる前に身体を治す、怪我をしてしまわない身体を作ることをモットーに診療を行っています。

上記の質問・疑問以外にも気になる事があれば、診察やリハビリの際にお気軽にお申し付け下さい。

このコラムを書いた人

理学療法士
二宮 暉

患者様に合わせたリハビリテーションを実施し、日常生活におけるアドバイス、運動の指導を行い、一人ひとりに寄り添った治療を提供します。
また、当院のコラムを通して、より患者様の生活の質を向上させるような情報を発信していきます。

●得意分野
肩関節疾患(保存療法・術後)、投球障害(肩・肘)、トレーニング指導

記事監修:久保 卓也