朝起きたら首が回らない!「寝違え」た時に無理に揉むのは逆効果?

朝起きたら、首がピキッと痛くて全く回らなくなってしまいました。
仕事に行かなくてはいけないのに、痛みで動かすこともできません。
つい、痛い部分を自分で強く揉んだり、無理やり回して治そうとしてしまったのですが、余計に痛みがひどくなった気がします…。
寝違えた時に、揉むのは良くないのでしょうか?正しい対処法が知りたいです。

寝違え直後の無理なマッサージやストレッチは、基本的には行わない方が良いです。
お気持ちは痛いほど分かるのですが、良かれと思ってやったその行動が、かえって症状を悪化させている可能性があります。
寝違えは、首の筋肉や靭帯に炎症が起きている状態ですので、まずはご自宅で正しく冷やし、安静に保つことが最優先です。
ここでは、寝違えが起きるメカニズムと、直後に行うべき正しい対処法について詳しく解説していきます。
なぜ「寝違え」が起きる?
「寝違え」の正体は、実は首の筋肉や靭帯が一時的に「捻挫」のような状態になり、炎症を起こしている状態です。
主な原因としては、以下のものが考えられます。
- 睡眠中の不自然な姿勢: 首の筋肉が不自然に伸ばされ続け、負担がかかる。
- 血行不良: 睡眠中に体温が下がったり、同じ姿勢が続くことで筋肉が硬くなる。
- 筋肉の疲労: 前日の無理な運動や、デスクワークでの長時間の同じ姿勢。
- 枕が合っていない: 首を支えきれず、負担が集中する。
揉むのは逆効果?寝違えた時の正しい対処法
痛い部分を揉んだり、無理に回したりするのは、傷ついた筋肉にさらに負担をかけ、炎症を悪化させ、治りを遅くする原因になります。直後は絶対にやめてください。
寝違えてしまった時は、痛みが収まるまでは「安静」と「冷却」をお勧めします。
- まずは動かさず、安静に保つ
無理に動かそうとせず、痛みの出ない範囲で安静に過ごしましょう。
痛みが2〜3割程度に収まってきたら、無理のない範囲で少しずつ動かしたり、軽めのストレッチをしてみて下さい。
- しっかり冷やす(アイシング)
氷水や保冷剤をタオルで包み、痛む部分を10〜15分ほど冷やします。
特に痛めている部分に熱感がある場合においては、冷やすことで炎症を抑え、痛みを和らげる効果があります。
お風呂などで温めるのは、痛めた直後の場合は炎症を悪化させる可能性があるため、避けたほうが安心です。
受診すべき目安
「ただの寝違えだから、放っておけばそのうち治るだろう」と自己判断するのは危険です。
以下の症状がある場合は、重篤な首の病気が隠れている可能性があるため、迷わず整形外科を受診してください。
- 腕や手にしびれがある、力が入らない
- 数日経っても痛みが引かない、むしろ悪化している
- 動かせないほど激痛が続く
- 発熱や頭痛を伴う
病院では、レントゲンなどで骨に異常がないかを確認したり、症状に合わせてお薬や湿布を処方したり、リハビリテーションを行うこともできます。
まとめ
朝起きて首が回らなくなった時は、無理に揉んだり回したりしない」「まずは冷やして安静にする」ことが大切です。
初期対応を正しく行うことで、治るまでの期間は大きく変わります。
痛みが強い場合や、長引く場合は、ご自身の大切な首を守るためにも、早めに整形外科にご相談くださいね。
天神橋筋六丁目、天満、都島、南森町、東淀川区から通いやすいクリニック、天6整形外科では、手術が必要になる前に身体を治す、怪我をしてしまわない身体を作ることをモットーに診療を行っています。
上記の質問・疑問以外にも気になる事があれば、診察やリハビリの際にお気軽にお申し付け下さい。
●このコラムを書いた人

二宮 暉
患者様に合わせたリハビリテーションを実施し、日常生活におけるアドバイス、運動の指導を行い、一人ひとりに寄り添った治療を提供します。
また、当院のコラムを通して、より患者様の生活の質を向上させるような情報を発信していきます。
●得意分野
肩関節疾患(保存療法・術後)、投球障害(肩・肘)、トレーニング指導
記事監修:久保 卓也