ドアに指を挟んだ!血豆や内出血の正しい処置と病院へ行く目安は?
当院の患者様から実際にいただいた、代表的なご質問をご紹介します。
※リスク・副作用、施術内容はコラム投稿時点での情報となります。最新の情報はクリニックへお問い合わせください。

今日、車のドアを閉める時にうっかり指を挟んでしまいました。
ものすごく痛くて、爪の根元から指先にかけて赤黒い「血豆(内出血)」ができてズキズキと腫れています。
血抜きをしたほうが早く治ると聞いたことがあり、針で潰そうか迷っているのですが、どうすればよいでしょうか?

ご自身で血豆(内出血)に針を刺して潰すのはおすすめしません。
無理に血を抜こうとすると、そこからばい菌が入って化膿してしまう危険性があります。
まずは応急処置として正しく冷やし、痛みが強い場合は骨折している可能性もあるので、早めに整形外科を受診してください。
続いて、もし指を挟んでしまった時の正しい対処法と、病院へ行くべき目安についてもう少し詳しく解説していきますので、もう少しお付き合いください。
なぜ血豆ができるの?自分で潰してはいけない理由
指をドアに強く挟むと、皮膚の下や爪の下にある細い血管が破れて出血する場合があります。
出血した血が皮膚の下で行き場を失って血が溜まり、赤黒く透けて見えるのが「血豆」や「爪下血腫(そうかけっしゅ)」と呼ばれる内出血です。
血が溜まってパンパンに張ると圧力がかかり痛みが強くなるため、「穴を開けて血を抜きたい」と思う方のいるかもしれません。
しかし、ご家庭にある消毒されていない針などを刺すと、傷口から細菌が入り込み、場合によっては骨にまで感染が及ぶ(骨髄炎になる)という大変危険な状態を引き起こすことがあります。
自己判断での血抜きはおすすめしません。
自宅ですぐにできる応急処置法
指を挟んでしまった直後は、とにかく「冷やして安静にする」ことをおすすめします。
以下の対処をしてみて下さい。
- すぐに流水や氷水で冷やす
腫れや内出血の広がりを抑え、痛みを和らげるために、患部をしっかり冷やしましょう。氷や保冷剤を使う場合は、直接肌に当てずタオルなどで包み、10〜15分ほど冷やします。
- 心臓より高い位置に保つ
ズキズキとした痛み(拍動痛)がある時は、指を心臓より高い位置に上げておくと、患部への血流が穏やかになり痛みが少し和らぎます。
- 無理に動かさない
痛みが落ち着くまでは、無理に指を曲げ伸ばししたり、揉んだりしないようにしましょう。
ただの内出血じゃないかも?整形外科を受診する目安
指先には細い骨(末節骨)があり、ドアに挟んだ衝撃でこの骨にヒビが入ったり、骨折しているケースが非常に多く見られます。
「ただ打撲しただけ」と甘く見ず、以下の目安に当てはまる場合は早めに受診してください。
- 爪の下の半分以上に血豆(内出血)が広がっている
- ズキズキとした激しい痛みが夜になっても眠れないほど続く
- 指がパンパンに腫れ上がっている、または不自然に変形している
- 指の曲げ伸ばしが全くできない
まとめ
ドアに指を挟んだ時は、「自分で血豆を潰さない」「すぐにしっかり冷やす」ことが大切です。
指先のケガは日常生活に支障が出やすく、骨折を見逃すと、関節が動きにくくなったり、変形してしまったりする場合があります。
痛みが強い場合や、不安な時は、我慢せずに整形外科にご相談ください。
天神橋筋六丁目、天満、都島、南森町、東淀川区から通いやすいクリニック、天6整形外科では、手術が必要になる前に身体を治す、怪我をしてしまわない身体を作ることをモットーに診療を行っています。
上記の質問・疑問以外にも気になる事があれば、診察やリハビリの際にお気軽にお申し付け下さい。
●このコラムを書いた人

二宮 暉
患者様に合わせたリハビリテーションを実施し、日常生活におけるアドバイス、運動の指導を行い、一人ひとりに寄り添った治療を提供します。
また、当院のコラムを通して、より患者様の生活の質を向上させるような情報を発信していきます。
●得意分野
肩関節疾患(保存療法・術後)、投球障害(肩・肘)、トレーニング指導
記事監修:久保 卓也