【Q&Aコラム】うつ伏せで寝るクセがあります。腰や首に悪いって本当ですか?
当院の患者様から実際にいただいた、代表的なご質問をご紹介します。
※リスク・副作用、施術内容はコラム投稿時点での情報となります。最新の情報はクリニックへお問い合わせください。

子供の頃からうつ伏せで寝るのが一番落ち着き、今もそのクセが抜けません。
しかし最近、朝起きると首周りが張っていたり、腰が痛かったりすることが増えました。
よく「うつ伏せ寝は身体に悪い」と耳にしますが、本当に首や腰へ悪影響があるのでしょうか?

ご質問ありがとうございます。
昔からの習慣だと、うつ伏せが一番安心して眠りにつけるというお気持ち、よくわかります。
結論からお伝えしますと、「うつ伏せ寝」は首や腰への負担が非常に大きく、整形外科の視点からはあまりおすすめできない寝方となります。
朝起きた時の首の張りや腰の痛みは、睡眠中の不自然な姿勢が原因となっている可能性がとても高いです。
もう少し詳しく解説
なぜうつ伏せで寝ると身体が痛くなりやすいのか、その理由と、どうしても仰向けで寝られない時の対処法についてわかりやすく解説していきます。
うつ伏せでは首が長時間「ねじれた状態」になります
うつ伏せで寝る場合、呼吸をするために顔を左右どちらかに向けて寝ているのではないでしょうか?
実はこの時、首の骨(頸椎)や筋肉は大きくねじられた状態になっています。
睡眠中、首はこのねじれた状態のまま数時間固定されることになり、首や肩の筋肉が極度に緊張し、朝起きた時の「寝違え」や強い肩こりを引き起こしやすくなります。
また、首には大切な神経が通っており、ねじれによって神経が圧迫されると、腕や手にしびれが出る場合もあります。
うつ伏せでは腰が反ってしまい、負担が集中します
うつ伏せになると、重みのあるお腹やお尻が下(マットレス側)に沈み込みます。
お腹が沈むことで、腰の骨が不自然に反り返った状態になります。特に柔らかすぎるマットレスを使っているとこの反りが強くなり、腰の関節や筋肉に一晩中ダメージを与え続けることになります。これが朝の腰痛の大きな原因です。
どうしてもうつ伏せで寝たい場合
「身体に悪いとわかっていても、急に仰向けでは眠れない」という方も多いと思います。
そんな時は、以下の工夫を試してみて下さい。
- お腹の下にクッションを敷く
うつ伏せで寝る際、お腹(骨盤の下あたり)に薄いクッションや丸めたバスタオルを敷いてみてください。これだけで腰の反りを防ぎ、痛みをかなり軽減できます。
- 抱き枕を使って「横向き(半うつ伏せ)」になる
抱き枕に抱きつきながら、少しだけうつ伏せに近い「横向き」で寝るのもおすすめです。
うつ伏せの安心感を得ながら、首や腰への負担を大きく減らすことができます。
うつ伏せ寝は安心感がある一方で、首のねじれや反り腰を引き起こし、身体に負担をかけてしまう姿勢です。
長年のクセを急に変えるのは難しいかもしれませんが、抱き枕やタオルを活用して、少しずつ身体に優しい寝姿勢(横向きや仰向け)に慣らしていきましょう。
もし、寝方を変えても朝の痛みが続く場合や、日中もしびれがある場合は、早めに当院へご相談くださいね。
天神橋筋六丁目、天満、都島、南森町、東淀川区から通いやすいクリニック、天6整形外科では、手術が必要になる前に身体を治す、怪我をしてしまわない身体を作ることをモットーに診療を行っています。
上記の質問・疑問以外にも気になる事があれば、診察やリハビリの際にお気軽にお申し付け下さい。
●このコラムを書いた人

二宮 暉
患者様に合わせたリハビリテーションを実施し、日常生活におけるアドバイス、運動の指導を行い、一人ひとりに寄り添った治療を提供します。
また、当院のコラムを通して、より患者様の生活の質を向上させるような情報を発信していきます。
●得意分野
肩関節疾患(保存療法・術後)、投球障害(肩・肘)、トレーニング指導
記事監修:久保 卓也