大阪市北区天神橋
天六駅近くの整形外科・リハビリテーション科・骨粗しょう症・交通事故治療

五十肩、四十肩(肩関節周囲炎)について【治療は必要?勝手に治る?】

こんにちは、天6整形外科理学療法士の二宮です。

12月になり、いよいよ寒さが本格化してきました。

今回は、以前の記事に引き続き、肩についてのお話をしていきます。

今回のテーマは五十肩や四十肩とも言われる、肩関節周囲炎についてです。

当院でもご相談の多い肩関節周囲炎について、その症状やどのような治療が必要なのか、放置しておけば勝手に治るというのは本当なのか、といった点について解説していきます。

以前の記事はこちら↓

五十肩、四十肩(肩関節周囲炎)とは?

五十肩、四十肩(肩関節周囲炎)イメージ

肩関節周囲炎とは、中高年に多く発症する疾患で、骨折や筋の断裂などのような明確な原因がないにも関わらず、肩関節周囲の炎症や強い痛み、や肩関節の可動域制限・拘縮をきたす疾患とされています。

五十肩、四十肩(肩関節周囲炎)の症状

肩関節周囲炎の症状は、肩関節周囲の筋肉や関節内部の組織の炎症と、それに伴う強い痛み、肩関節の可動域制限や拘縮症状が主です。

具体的には以下の症状が見られます。

運動時痛

腕を動かすときに痛みが生じます。

髪を整えたり、服を着替えたり、日常的な動作が不自由になることがあります。

夜間痛

夜寝ているときに強い痛みが生じる状態を言います。

ときには夜眠れないほどの痛みが生じることもあります。

眠る際の腕の位置の調整(ポジショニング)にて軽減することもあります。

ポジショニングについてはこちらの記事からご覧ください。

可動域制限(関節拘縮)

痛みが強く動かせなくなったり、運動時痛があるために安静にしすぎてしまい、肩関節周囲の筋肉や筋膜、関節包や滑液包といった組織が癒着するなどして肩が動かせなくなった状態を指します。

痛みをかばいすぎて安静にしすぎてしまうと生じる傾向にあるため、痛みの生じない小さい範囲から動かしておく必要があります。

五十肩、四十肩(肩関節周囲炎)は勝手に治る?治療は必要?

よく、五十肩や四十肩は放っておけば勝手に治るから病院に行く必要はないと言われることがありますが、実際のところそうはうまくいきません。

もちろん、自然に治ることもありますが、そうならない場合も多くみられます。

例えば、あまりにも痛みが強いために全く肩を動かさず、安静にしすぎてしまうと、その結果非常に強い拘縮症状が起きてしまう場合があります。このような場合、リハビリが長引いてしまったり、関節周囲組織の癒着を剥がす手術が必要になるケース、拘縮が進行しすぎたために手術をしても完全に元通りの動きができる状態にはならなくなってしまう場合があります。

以前の記事でも述べましたが、肩の痛みや動きの悪さは「まずは受診が基本」です。

上記のように放置してしまうと、症状がひどくなってしまう場合や、五十肩だと思っていたが違う疾患であったことが悪化してからわかる場合など、対処が遅れてしまう場合があります。

早めの受診をし、症状がひどくなる前に対処ができれば、長期間の痛みに苦しんだり、リハビリをしなくても、比較的早期に完治することがあります。そのため、肩関節周囲炎を含め肩の痛みは早期の受診と治療をおすすめします。

五十肩、四十肩(肩関節周囲炎)の治療

ブロック注射

ここでは、当院で実際に行っている肩関節周囲炎の治療についてお話をしていきます。

SABブロック注射

SABブロック注射とは、肩峰下滑液包という肩甲骨の肩峰という部分と上腕骨の間にある棘上筋腱を保護する役割のある滑液包に対して行う関節内注射です。

ステロイドやヒアルロン酸を注射することで、肩峰下滑液包の炎症を抑えたり、生理食塩水を注射し癒着を剥がすハイドロリリースという注射と同じように、肩峰下滑液包の癒着を軽減し、肩関節の痛みや動きの改善を図ります。

当院では、エコーで注射を打つ部位を確実に確認しつつ行っています。

物理療法

痛みが強い急性期にはアイスパックなどで患部を冷やす、痛みが落ち着いてきた時期にはホットパックなどで患部を温めることで痛みの軽減や肩のこわばりの緩和を図ります。

また、病態によっては干渉波という電気治療を行い、肩の筋肉のこわばりや痛みの軽減を図ります。

運動療法

理学療法士によるリハビリにて肩の痛みや可動域の改善を図ります。

状況によっては痛みが強い時期から行う場合もありますが、基本的には痛みが落ちついてきた頃から開始します。

自主トレ

診察の際や理学療法時のリハビリ実施時に身体の状態に合わせて自主トレーニングの指導を行います。

主な例としては、こちらの記事をご参照ください。

まとめ:五十肩、四十肩(肩関節周囲炎)は早めの治療が重要です

今回は、肩関節周囲炎についてのお話をしました。

天神橋筋六丁目、天満、都島、南森町、東淀川区から通いやすいクリニック、天6整形外科では、手術が必要になる前に身体を治す、怪我をしてしまわない身体を作ることをモットーに診療を行っています。

  • 肩が痛くて上がらない
  • 肩の痛みで夜眠れない

といったお悩みをお持ちの方は是非当院までご来院ください。

早期の治療開始が、症状の悪化を防ぐには最も重要です。

簡単なお悩みでも構いません、皆様のご来院をお待ちしております。