大阪市北区天神橋
天六駅近くの整形外科・リハビリテーション科|骨粗しょう症/交通事故治療

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【Q&Aコラム】五十肩の痛みで三角巾を使っているのですが、いつ外すべきですか?

当院の患者様から実際にいただいた、代表的なご質問をご紹介します。
※リスク・副作用、施術内容はコラム投稿時点での情報となります。最新の情報はクリニックへお問い合わせください。
患者さん

数日前から肩に激痛が走り、腕が全く上がらなくなってしまいました。

夜も眠れないほど痛むので、見かねた家族が三角巾を買ってきて腕を吊ってくれています。

腕の重みがなくなるため少し楽なのですが、近所の人に「ずっと固定していると、肩が固まって動かなくなるよ」と言われました。

痛くても三角巾は外したほうが良いのでしょうか?

いつまでつけていて良いのか迷っています。

天6整形外科

何もしていなくてもズキズキ痛む「激しい痛み」が和らぎ、痛みが2〜3割程度になってきたら、三角巾はなるべく早く外すのが正解です。

痛みが強い最初の数日間、三角巾で腕の重みを支えて休ませることは非常に効果的です。

しかし、お知り合いの言う通り、長期間(何週間も)固定し続けると、肩の関節がガチガチに固まってしまい、その後のリハビリが非常に困難になってしまいます。

もう少し詳しく解説

なぜ五十肩で三角巾を使うのか、そしてどのタイミングで外し、どう対処していくべきなのかをもう少し詳しく解説します。

三角巾は最初の「激痛(急性期)」を乗り切るためのもの

五十肩(肩関節周囲炎)は、肩の関節の周囲の組織に強い炎症が起きている状態です。

人間の腕は意外と重く、片腕だけで体重の約6%(数キログラム)ありますが、肩に強い炎症が起きている時にこの重さがぶら下がっていると、常に患部が引っ張られてしまっている事になり、痛みが強くなります。

この時に三角巾で腕を吊ると、肩にかかる腕の重みがなくなり、炎症部分を安静に保つことができます。

「じっとしていても痛い」「夜間痛で眠れない」といった激痛の時には、三角巾による一時的な固定は有効な手段です。

長期間の固定は注意!「凍結期(拘縮期)」で肩が固まります

しかし、痛いからといってずっと三角巾で腕を吊って固定し続け、肩を動かさない状態が長く続くと、肩の周りの組織が癒着して動かなくなってしまいます。

通常、五十肩の経過としては「炎症期(急性期)」、「凍結期(拘縮期)」「解凍期(回復期)」という経過をたどり、凍結期ではある程度関節の動きにくさや硬さはどうしても出てしまいます。

しかし、炎症期であまりにも動かさず安静にしすぎると、この凍結期で非常に強く固まってしまい、最終的には癒着を剥がすような手術が必要になってしまうことがあります。

痛みが軽減してきたら、痛みの範囲内で少しずつ動かすことを意識して下さい。

痛いときは無理しないで!外すタイミングの目安

では、いつ三角巾を外して動かし始めればよいのでしょうか。

以下のポイントを意識してみて下さい。

  • 「じっとしていても痛い」がなくなったら外すサイン
    安静時のズキズキした痛みや、夜の強い痛みが少し落ち着いてきたら、三角巾を外すタイミングです。「動かすと痛いけれど、じっとしていれば大丈夫」という状態になったら、腕を吊るのをやめましょう。
     
  • 痛みのない範囲で少しずつ動かす
    三角巾を外した後は、無理やり痛みを我慢してバンザイをする必要はありません。振り子のように腕を小さくブラブラ揺らすなど、痛みの出ない範囲で少しずつ肩を動かして、関節が固まるのを防いでいくことが大切です。

五十肩の激痛に対して三角巾を使うことは間違っていませんが、長期間の固定は肩の関節を固まらせてしまうため、安静時の強い痛みが落ち着いたら早めに外すようにしましょう。

「いつ外せばいいか自己判断するのが怖い」「痛みが強すぎてどうすればいいかわからない」という場合は、無理をしてご自宅で耐える必要はありません。

当院では痛みを和らげるお薬や注射、そして肩を固まらせないための適切なリハビリを行っていますので、激痛が走った際はなるべくお早めにご相談くださいね。

天神橋筋六丁目、天満、都島、南森町、東淀川区から通いやすいクリニック、天6整形外科では、手術が必要になる前に身体を治す、怪我をしてしまわない身体を作ることをモットーに診療を行っています。

上記の質問・疑問以外にも気になる事があれば、診察やリハビリの際にお気軽にお申し付け下さい。

このコラムを書いた人

理学療法士
二宮 暉

患者様に合わせたリハビリテーションを実施し、日常生活におけるアドバイス、運動の指導を行い、一人ひとりに寄り添った治療を提供します。
また、当院のコラムを通して、より患者様の生活の質を向上させるような情報を発信していきます。

●得意分野
肩関節疾患(保存療法・術後)、投球障害(肩・肘)、トレーニング指導

記事監修:久保 卓也