大阪市北区天神橋
天六駅近くの整形外科・リハビリテーション科|骨粗しょう症/交通事故治療

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【Q&Aコラム】足を捻挫した!まずは「冷やす」?それとも「温める」?

当院の患者様から実際にいただいた、代表的なご質問をご紹介します。
※リスク・副作用、施術内容はコラム投稿時点での情報となります。最新の情報はクリニックへお問い合わせください。
患者さん

休日にフットサルをしていて、思いきり足首をひねってしまいました。

ズキズキと痛むのですが、家に帰ってからお風呂にゆっくり浸かって温めたほうが血流が良くなって治りが早いのか、それとも氷などで冷やしたほうがいいのか迷っています。

捻挫をした直後は、どちらが正解なのでしょうか?

天6整形外科

捻挫を含め、ケガをした直後(受傷から2〜3日)は、絶対に「冷やす」が正解です。

温めることはお勧めしません。

「血流を良くしたほうが早く治るのでは?」と思うお気持ちはとてもよくわかりますが、捻挫をした直後に温めてしまうと、かえって腫れや痛みを悪化させてしまうことになります。

もう少し詳しく解説

なぜケガの直後は温めてはいけないのか、そしてご自宅でできる正しい応急処置についてわかりやすく解説していきます。

ケガの直後は患部で炎症という「火事」が起きている状態です

「捻挫」とは、関節を支えている靭帯(スジ)が傷ついたり、切れたりしてしまった状態のことです。

この時、痛めた足首では、その内部で出血や炎症が起きています

靭帯が傷つくと、その部分の毛細血管が破れて内部で出血が起こります。

同時に、傷を修復しようとする反応によって、患部が熱を持ち、赤く腫れ上がる「炎症(えんしょう)」が起こります。

これは例えるなら、足首の中で小さな火事が起きているような状態です。

温めるのがNGな理由と、冷やすメリット

この「火事」が起きている状態の時にどう対処するかが、痛みを長引かせず、治りを早くすることに関係してきます。

痛めた患部をお風呂などで温めると、患部周囲の血流が良くなります。

すると、破れた血管からの出血が増えたり、傷を治すために血流が集中している炎症部位の腫れや痛みが悪化してしまいます。(ケガをした日にお酒を飲むのも、同じ理由で絶対にNGです)。

逆に氷などで冷やすと、血管がキュッと縮みます。

これにより内部の出血が抑えられ、炎症の広がりを最小限に食い止めることができます。

痛いときは無理しないで!正しい応急処置「RICE(ライス)処置」を

捻挫をしてしまったら、まずは以下の応急処置(RICE処置)を行って患部を休ませてください。

  • 冷やし方(Ice)
    ビニール袋に氷と少しの水を入れた氷のうや、保冷剤(タオルで包む)を使い、患部を15〜20分ほど冷やします。感覚がなくなってきたら一度外し、また痛みが出てきたら冷やす、というのを繰り返します。
     
  • 安静と固定が第一(Rest & Compression)
    冷やすだけでなく、包帯やテーピングで軽く圧迫して固定し、無理に歩かないことが大切です。
     
  • 足を高くする(Elevation)
    寝る時などは、クッションや丸めた毛布の上に足を乗せ、心臓よりも高い位置に保つと、腫れが引きやすくなります。

捻挫などの急なケガをした直後は、「まずは冷やして安静にする」のが鉄則です。

温めて血流を良くするのは、腫れや熱感が完全に引いた後(慢性期)の治療法になります。

「ただの捻挫だろう」と放置したり、無理に歩き続けたりすると、靭帯が緩んだまま治ってしまい、捻挫を繰り返しやすい足になってしまう危険性があります。

まずはしっかり冷やし、なるべく早めに整形外科で靭帯や骨の状態(骨折がないか)を正しく診断してもらうようにしてくださいね。

天神橋筋六丁目、天満、都島、南森町、東淀川区から通いやすいクリニック、天6整形外科では、手術が必要になる前に身体を治す、怪我をしてしまわない身体を作ることをモットーに診療を行っています。

上記の質問・疑問以外にも気になる事があれば、診察やリハビリの際にお気軽にお申し付け下さい。

このコラムを書いた人

理学療法士
二宮 暉

患者様に合わせたリハビリテーションを実施し、日常生活におけるアドバイス、運動の指導を行い、一人ひとりに寄り添った治療を提供します。
また、当院のコラムを通して、より患者様の生活の質を向上させるような情報を発信していきます。

●得意分野
肩関節疾患(保存療法・術後)、投球障害(肩・肘)、トレーニング指導

記事監修:久保 卓也