大阪市北区天神橋
天六駅近くの整形外科・リハビリテーション科|骨粗しょう症/交通事故治療

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【Q&Aコラム】雨の日や台風の前に古傷や関節が痛むのは気のせい?

当院の患者様から実際にいただいた、代表的なご質問をご紹介します。
※リスク・副作用、施術内容はコラム投稿時点での情報となります。最新の情報はクリニックへお問い合わせください。
患者さん

昔スポーツで痛めた膝や、最近は腰まで、雨が降る前や台風が近づいてくるとズキズキ重だるく痛みます。

家族や友人に言っても「気のせいでしょ」「まるで天気予報士だね」と笑われてしまうのですが、天気のせいで本当に痛くなることって医学的にあるんでしょうか?

天6整形外科

天気が悪くなると痛みが出る、これって、自分でも何故こんなことになるのか信じられませんよね。

ですが、それは決して「気のせい」ではありません。

「気象病」や「天気痛」と呼ばれ、天候の変化が体に影響を与えることは広く知られています。

その正体は、気圧の変化を体がストレスとして感じ取ることによって起きる、「自律神経の乱れ」と「神経の過敏化」と言われています。

もう少し詳しく解説

なぜ雨雲が近づくと関節が痛むのか、そのメカニズムについてもう少しだけ解説します。

天気痛の犯人は耳の奥にある「気圧センサー」

天気が崩れる際に訪れている「低気圧」、私たちの耳の奥にある「内耳」という部分は、この気圧の変化を感じ取るセンサーになっています。

この「内耳」が気圧の急激な変化を感知すると、脳はそれを「環境の異常=ストレス」と捉え、交感神経(体を緊張させる神経)を過剰に働かせる場合があります。

これにより、自律神経が乱れると、血管が過度に収縮して血流が悪くなり、周囲にヒスタミンなどの「痛みを引き起こす物質」が放出されてしまいます。

すべての年代の男女に生じる可能性のある病態ですが、特にホルモンバランスの変化が生じやすい30代〜50代の女性に多いと言われています。

なぜ「古傷」や「悪い関節」が痛むの?

ここで疑問に思うのが、「自律神経が乱れるなら、健康な人でも全身が痛くなるのでは?」ということです。

実は、古傷や悪い関節の痛みが出るには以下の理由があります。

  • 古傷や痛めている関節は痛みの神経が「過敏」になっている
    昔ケガをした古傷や、軟骨がすり減り始めている関節は、普段から痛みを伝える神経のセンサーが過敏(敏感な状態)になっています。そのため、この部分は特に痛みを感じやすくなっています。
     
  • 「雨で気分が憂鬱」のような気分不良も痛みを倍増させる
    さらに、天気が悪いことによるストレスや気分の落ち込みは、脳が本来持っている「痛みを抑えるブレーキ機能」を弱めてしまうため、より痛みを強く感じやすくなります。
    このことから、天気痛は「心因性疼痛」に分類されることもあります。
     

痛い時は無理せず「温め」と「リラックス」を!

「天気のせいで痛い」と感じた時は、自律神経を整え、血流を改善することが一番の薬になります。

  • 温めて血流を良くする(例外あり)
    痛む関節を使い捨てカイロや入浴でゆっくり温め、滞った血流を促して痛みの物質を押し流しましょう。
    ただし、「怪我をしてすぐの部分が天気の影響でさらに痛い」という場合は、温めてしまうと酷くなる場合があるので注意が必要です。この場合は冷やすようにしましょう。
     
  • ストレッチをしてリラックスする
    天気痛はここまでに述べたように気圧の影響で結果として古傷や痛みのある部分周辺の緊張が高まっている場合がことが多い病態です。
    ストレッチで固く緊張した筋肉を程よく伸ばして整えてあげましょう。

雨や台風の前に古傷が痛むのは、気圧の変化による「自律神経の乱れ」と、古傷の「神経の過敏化」が引き起こすからです。

決して気のせい・気の持ちようというものではありません。

痛くなりそうな日は無理をせず、身体を温めてリラックスして過ごすようにしてみて下さい。

天神橋筋六丁目、天満、都島、南森町、東淀川区から通いやすいクリニック、天6整形外科では、手術が必要になる前に身体を治す、怪我をしてしまわない身体を作ることをモットーに診療を行っています。

上記の質問・疑問以外にも気になる事があれば、診察やリハビリの際にお気軽にお申し付け下さい。

このコラムを書いた人

理学療法士
二宮 暉

患者様に合わせたリハビリテーションを実施し、日常生活におけるアドバイス、運動の指導を行い、一人ひとりに寄り添った治療を提供します。
また、当院のコラムを通して、より患者様の生活の質を向上させるような情報を発信していきます。

●得意分野
肩関節疾患(保存療法・術後)、投球障害(肩・肘)、トレーニング指導

記事監修:久保 卓也