大阪市北区天神橋
天六駅近くの整形外科・リハビリテーション科|骨粗しょう症/交通事故治療

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【Q&Aコラム】階段の上り下りは「痛い脚」と「痛くない脚」、どっちから出す?

当院の患者様から実際にいただいた、代表的なご質問をご紹介します。
※リスク・副作用、施術内容はコラム投稿時点での情報となります。最新の情報はクリニックへお問い合わせください。
患者さん

膝が痛くて、駅や自宅の階段の上り下りがとても怖いです。

リハビリの先生に「脚の出す順番を変えるだけで楽になるよ」と言われたのですが、いざ階段を前にすると「どっちが先だっけ?」とパニックになってしまいます。

覚えやすい方法はありますか?

天6整形外科

階段は膝への負担が平地の数倍になるので、怖いと感じるのは当然です。

正解は以下の通りです。

  • 昇り: 「痛くない脚(良い脚)」 から昇る
  • 降り: 「痛い脚(悪い脚)」 から降りる

「行きはよいよい(良い脚)、帰りは怖い(悪い脚)」 と、童謡『とおりゃんせ』の歌詞と同じ順番なので、歌で覚えるとわかりやすいです。

https://www.youtube.com/watch?v=ECiNTW4pWB0&list=RDECiNTW4pWB0&start_radio=1

もう少し詳しく解説

脚に痛みがあって階段をうまく降りれない場合、一段毎に足を揃えて降りる前提で、昇りは「痛くない脚(良い脚)」 から降りは 「痛い脚(悪い脚)」 から下ろすというのがセオリーです。

なぜこの順番だと痛くないのか、もう少し詳しく解説していきます。

昇り階段:良い方の脚で「体を持ち上げる」

階段を昇る時は、上の段に乗せた足が、全体重を「よいしょ」と上の段に持ち上げる役割をします。

もし痛い脚を先に出してしまうと、痛い脚一本で体重を持ち上げることになり、痛みが生じたり、うまく力が入らずに転倒してしまうことがあります。

痛くない脚から階段を昇ると、痛みがないためしっかりと踏ん張って体を持ち上げることができます。

痛い足は後からついていくだけなので、脚への負担が最小限で済みます。

杖を使用している場合は、良い脚 → 痛い脚 & 杖という順番になります。

降り階段:良い脚で「ブレーキをかける」

実は、昇りよりも降りの方が、必要な筋力は多く、脚への負担は大きいです。

階段を降りる時は、上の段に残った脚が、ガクンと急激に崩れてしまわないようにブレーキをかけながら体重を支えています

もし痛くない脚を先に降ろそうとすると、後ろに残った「痛い脚」が全体重を支えてブレーキをかけなければならず、強い痛みが生じてしまったり、力が不足して膝崩れ(膝がカクンと折れる)のリスクがあります。

痛い脚を先に降ろせば、後ろに残った「痛くない脚(良い脚)」がしっかり踏ん張ってブレーキをかけてくれるので、ゆっくり安全に着地できます。

杖を使用する場合は、杖 & 痛い足脚→ 良い脚という順番になります。

脚に痛みがある場合いくら順番を守っても、うまく力が出せずにバランスを崩すことがあります。

ここまで説明した、「良い脚から昇って、悪い脚から降りる」のを行いつつ、手すりがある場合は必ず手すりを持つ:ようにしましょう。

手すりを持つことで、足にかかる負担をさらに減らしつつ、バランスも取りやすくなるので、より安全に階段を昇降することができます。

迷ったら童謡「とおりゃんせ」「行きはよいよい、帰りは怖い」のフレーズを思い出してください。

天神橋筋六丁目、天満、都島、南森町、東淀川区から通いやすいクリニック、天6整形外科では、手術が必要になる前に身体を治す、怪我をしてしまわない身体を作ることをモットーに診療を行っています。

上記の質問・疑問以外にも気になる事があれば、診察やリハビリの際にお気軽にお申し付け下さい。

このコラムを書いた人

理学療法士
二宮 暉

患者様に合わせたリハビリテーションを実施し、日常生活におけるアドバイス、運動の指導を行い、一人ひとりに寄り添った治療を提供します。
また、当院のコラムを通して、より患者様の生活の質を向上させるような情報を発信していきます。

●得意分野
肩関節疾患(保存療法・術後)、投球障害(肩・肘)、トレーニング指導

記事監修:久保 卓也