【Q&Aコラム】痛いところを冷やすときは冷湿布、温めるときは温湿布を使うと良い?

患者さん
急性の痛みは冷やす、慢性の痛みは温めると良いって聞きました。
痛いところを冷やすときは冷湿布、温めるときは温湿布と使い分けると良いということですか?

天6整形外科
どちらの湿布も実際に患部が冷えている、温まっているわけではなく、湿布の成分によりそう感じているだけなので、実際に患部を冷やした時・温めた時と同じ効果があるわけではありません。
ただし、温湿布の暖かく感じる成分はカプサイシンのため、血行が促進される効果はあります。
この効果を考えると、温湿布は急性の炎症などには使わないほうが良いかと思われます。
そういう意味では、急性の痛みには冷湿布、慢性の痛みには温湿布という使い分けると良いかもしれません。
湿布の質問は当院でもよくある質問の一つです。
特に、患部を冷やす目的で冷湿布、温める目的で温湿布を使っているor使うと良いのか聞きたいという方は非常に多いのですが、回答のように湿布は実際に患部を冷やしたり温めたりしているのではなく、あくまでもそう感じているだけなので、寒冷効果、温熱効果といった物理的な効果が生じているわけではありません。
急性の痛みか慢性の痛みなのかという点では、使い分けするほうが良いかもしれませんが、湿布が患部を冷やす・温めるといったことの代わりにはならないので注意しましょう。
天神橋筋六丁目、天満、都島、南森町、東淀川区から通いやすいクリニック、天6整形外科では、手術が必要になる前に身体を治す、怪我をしてしまわない身体を作ることをモットーに診療を行っています。
上記の質問・疑問以外にも気になる事があれば、診察やリハビリの際にお気軽にお申し付け下さい。