大阪市北区天神橋
天六駅近くの整形外科・リハビリテーション科・骨粗しょう症・交通事故治療

【あなたの痛みはどこから?】当院で作成できる医療用インソールについて【私は足から】

こんにちは、天6整形外科理学療法士の二宮です。

1月より常勤理学療法士の人数が4人となり、当院もにぎやかになってまいりました。

突然ですが、皆様は腰痛膝痛など、ご自身が抱える痛みの根本の原因について考えたことはありますでしょうか?

身体の痛みの原因は、痛みがある部分以外にあることが多く、その原因が足からくる痛みであることも多々あります。

当院では、痛みの根本の原因が足である場合において、医療用インソールの作成をおすすめしております。

今回は、足と身体の痛みの関係について触れながら、当院で作成できる医療用インソールの作成の流れ、実際の使用感についてお話していきます。

足と身体の痛みの関係

扁平足外反母趾、その他足や足指の使い方に問題があると、腰痛や膝痛の原因となることがあります。

これはどのようなメカニズムで痛みが生じるのでしょうか?

足の崩れは身体の崩れ

扁平足や外反母趾にて足の土踏まずのアーチ構造や、足の指の使い方が崩れてしまうと、足の重心の位置が健康な足とは違う状態となってしまいます。

足の重心の位置に異常が生じると、当然立っている時の重心の位置や歩行中の足の使い方にも異常が生じてしまいます。

上記のように土台である足の使い方の異常が生じた場合、その負担は足よりも上にある膝や股関節、腰、背中など様々な関節に影響が生じてしまい、関節痛の原因となります。

足の崩れは姿勢の崩れ、足の状態を正常に保つこと、整えることは様々な痛みの予防や改善にとって重要な要素といえます。

関節痛が起こる代表的な疾患
膝:変形性膝関節症O脚X脚
背中・腰:ぎっくり腰腰椎椎間板ヘルニア腰部脊柱管狭窄症
股関節:変形性股関節症大腿骨頸部骨折
首:頚椎症性脊髄症ストレートネック頚椎症性神経根症むちうち

当院ではオーダーメイドのインソール作成をおすすめしております

当院では、足が影響していると思われる、様々な痛みに対して、装具業者と連携しオーダーメイドの医療用インソールの作成を行っています。

ここでは、業者によるインソール作成風景の紹介と、作成時の注意点についてお話していきます。

診察や業者、健康保険組合との手続きの流れはこちらのページをご参照ください。

実際のインソール作成の流れ

実際に当院でインソールを作成するために行われる作業風景についてご紹介します。

インソール作成の流れ①PCに接続された板状の器具
PCに接続された板状の器具で測定①

当院と連携している業者によるインソールの作成では、上記のようにPCに接続された板状の器具にて、足の踏み圧などを測定していきます。

PCに接続された板状の器具で測定➁
PCに接続された板状の器具で測定③

必要に応じて、歩行中の足への体重のかかり方も測定します。

歩行中の体重のかかり方はこんな風に記録されます。

色が赤に近いほど強く体重がかかっていることを示しています。

こんな風に細かく測定してから作るものなので、本当に自分の足に合ったものができるというわけです。

最後に足型を採型して、終了です。

後日、完成したインソールが納品されます。

インソール裏表
インソール裏表
インソールは足裏の形に合わせて凹凸があります
インソールは足裏の形に合わせて凹凸があります

上の右写真のように、完成したインソールは測定・採型した足の形状に合わせて凹凸があり、これにより足のアーチ構造を修正し、足の状態の改善を図ります。

最初は違和感がありますが、次第に慣れていきますし、慣れるにつれて足の形状が修正されていると捉えて大丈夫です。

もし仮に、使用している時にあまりにも強い痛みを感じるなどの違和感がある場合はアフターサポートもありますので、ご安心下さい。

保険適用の注意点

当院で作成できるインソールは健康保険の適用ができますが、いくつか注意点がありますので記載します。

  • 一旦、インソール代金の全額をお支払い頂いた後、ご自身にてご加入の健康保険組合に請求をしていただく形での保険適用となります。(なお、当院ではなく装具業者との取引となります)
  • スペアなど2足目の作成はできますが、2足目については保険適用不可となります
  • 以前に他院でインソールを作ったことがある場合や、作り直しについては作成から1年半経過していないと保険適用での作成はできません

インソールの実際の使用感

実は、私二宮も当院で作成できるものと同じインソールを使用しています。

この記事を書いている時点での使用期間はおおよそ半年。

半年間の使用での印象を以下にまとめます。

  • 使用していない時よりも明らかに疲労は少ない
  • 足の指で地面を掴むような意識ができて歩きやすい
  • 立ち姿勢や歩き姿勢が正しやすい。

私自身も生まれつき若干の内反足や、この影響による扁平足などがあります。

それにより、あまり足の指が使えていなかったりし、足全体が疲労しやすい状態ではありました。

また、全身の土台である足が疲れやすいということは、それに連なって腰や背中、肩などの疲労にも繋がりますが、インソールを使用してからはこれら全体的な疲労は軽減している印象があります。

また、インソールを使用していると、歩行中や立ち姿勢にて、足の指で地面を捉えている感覚が強くなります。

ひどい扁平足や膝の変形が強い患者さんはこの足の指で地面を捉えるという感覚が弱いか、ほとんどないことが多く、この治療としてインソールは有用であると感じました。

また、やはり足の状態が整うため、自然と姿勢がよくなる印象も受けました。

上記のようにインソールは足から姿勢を整え、様々な痛みの改善や予防に役立ちます。

まとめ:インソールは様々な痛みに対して効果的!

今回は、当院で作成できるオーダーメイドの医療用インソールについてお話しました。

天神橋筋六丁目、大阪梅田、東淀川区から通いやすいクリニック、天6整形外科では、手術が必要になる前に身体を治す、怪我をしてしまわない身体を作ることをモットーに診療を行っています。

  • 足や膝、股関節の痛みがある
  • インソールに興味がある

などのお悩みがありましたら、是非当院までお越しください。

早期の治療開始が、症状の悪化を防ぐには最も重要です。

簡単なお悩みでも構いません、皆様のご来院をお待ちしております。