大阪市北区天神橋
天六駅近くの整形外科・リハビリテーション科・骨粗しょう症・交通事故治療

肩腱板断裂とは

腱板断裂は、肩の腱板(肩関節を安定させるために働くインナーマッスルの腱の部分のこと)が部分的または完全に断裂する状態です。

部分断裂のことを腱板損傷という場合もあります。

これにより肩の痛みや筋力低下、可動域の制限が生じます。多くの場合、繰り返しの動作や加齢、外傷(転倒や重い物を持ち上げた際の事故)などが原因となります。

肩腱板断裂の症状

肩の痛みや筋力低下、可動域の制限が生じます。夜間痛が生じる場合もあります。

痛みや肩が上がらない原因として、肩関節周囲炎(五十肩)変形性肩関節症も考えられます。

肩の痛みに関してはこちらのページも参考にご覧ください。

肩腱板断裂の原因

腱板断裂の原因は様々なものがあり、例としては以下が挙げられます。

  • 加齢による変性: 腱板は年齢とともに弱くなり、断裂しやすくなります
  • 外傷:転倒や事故などで肩に強い力が加わると、腱板が断裂することがあります
  • 反復動作: 重い物を繰り返し持ち上げるなどの動作が腱板に負担をかけ、断裂を引き起こすことがあります

肩腱板断裂の治療

痛み止め内服や、関節内への注射、理学療法士によるリハビリを行います。

断裂した腱板は自然治癒はしないため症状によっては手術を行う場合もあります。

院長より

実は50歳台では10人に1人、80歳台では3人に1人が腱板(特に棘上筋)が切れていると言われています。腱板の一部が切れている状態が実は1番痛いとされていて夜に痛みが生じたりします。エコーを用いながら肩峰下滑液包に痛み止めの注射を打ち、リハビリをすることで、痛みが取れやすいです。