成人期扁平足とは
中年以降に発症する扁平足のことを言います。
幼児の頃から継続して残っているタイプの扁平足(小児期扁平足)では、通常痛みを伴うことはありませんが、成人期扁平足では内側のくるぶしの下が腫れ、痛みが生じます。
成人期扁平足の症状
成人期扁平足の症状には、足底腱膜炎を中心とした足の裏の痛み、内果(内くるぶし)周囲の痛み、つま先立ちの困難さ、などがあります。
症状が進行すると、足が硬くなり歩行が困難となることがあります。
成人期扁平足の原因
成人期扁平足の原因としては、後脛骨筋腱の変性断裂が最も多くみられます。
女性に多く見られ、この腱断裂により足部のアーチ構造の低下がみられます。
成人期扁平足の治療
ストレッチ、足趾運動、足底板などを用いて、硬くなった足を柔らかくしながら、アーチ構造の破綻の改善を図ります。
当院ではインソールなどを用いた足部の装具治療が行えます。
詳しくはこちらのページを御覧ください。
院長より
扁平足が原因で、足の他の箇所に痛みがでたりします。そうならないためにも足ジャンケン訓練やタオルギャザーなど試してみましょう。
他の箇所の痛みですが、股関節なら変形性股関節症、膝関節なら変形性膝関節症やO脚・X脚などを引き起こして痛みがみられやすくなります。