圧迫骨折とは
脊椎が上下方向からの圧刺激(尻もち転倒など)により、圧潰してしまう骨折です。
骨の強度が低下した骨粗しょう症の方に多く、この場合は特に、ちょっとしたはずみや転倒、程度によってはくしゃみをしただけでも骨折が生じてしまいます。
圧迫骨折の症状
圧迫骨折の症状としては、主に、腰痛、背中が丸く姿勢が悪くなった、腰が曲がってきた、歩きづらくなってきた、上記の症状とともに身長が急に低くなったなどがあります。
圧迫骨折の原因
骨粗鬆症(骨粗しょう症)患者における軽い転倒などで生じます。
骨粗しょう症の程度によってはくしゃみやちょっとしたつまづきなどで生じてしまうので、「いつの間にか骨折」と呼ばれることもしばしばあります。
骨粗しょう症については詳しくは骨粗しょう症のページ、または骨粗しょう症のコラムをご一読ください。
圧迫骨折の治療
圧迫骨折の治療としては、骨粗しょう症の程度を把握するための骨密度検査、骨粗しょう症に対しての内服治療や食事指導、理学療法士によるリハビリなどが挙げられます。
院長より
まずは食事、運動が大事になります。しかし一度圧迫骨折してしまった方は二度目の圧迫骨折が生じやすいです。新規骨折を防ぐためにも骨密度検査・採血を施行し、お薬を開始することをお勧めします。
また、当院では圧迫骨折の治療の一貫としてコルセットの作成も行っております。
コルセットなどの装具治療について、詳しくはこちらのページを御覧ください。