上腕骨顆上骨折とは
小児で最も頻度の高い骨折の一つであり、上腕骨の内側上顆と外側上顆を結んだ線よりやや近位(肘の上のほう)で骨折している状態です。
上腕骨顆上骨折の症状
- 肘関節の強い痛み
- 痛みで動かせない
上腕骨顆上骨折の原因
滑り台、鉄棒、ブランコ、跳び箱などからの転落転倒が多い。
上腕骨顆上骨折の治療
保存加療(ギプス)または手術
神経損傷や血管損傷が疑われる場合には絶対手術適応となります。
また保存加療の経過で転位(ズレてくること)を認めた場合にも手術となることがあります。
院長より
子供が手をついた際などに、受傷します。本疾患自体は保存加療しますが、他疾患との鑑別が大事であり、大きな病院でMRIなどで判断することもあります。またズレの程度によりますが、手術を勧めることもあります。